

基本情報技術者試験は、IT業界の登竜門ともいえる国家資格です。試験範囲が広く「短期間での合格は難しい」と言われることもありますが、1ヶ月で合格している人もいます。
私は「1ヶ月合格」を目標にしましたが、結果的には約3ヶ月かかりました。それでも過去問道場と「情報処理教科書 でるとこだけ 基本情報技術者科目B」を繰り返し解き、特にトレース練習を徹底したことで、最終的に合格できました。
この記事では、私の体験を交えつつ
■ 1ヶ月合格を目指す学習法
■ 科目A・科目Bの最新情報
■ トレース練習の具体的な効果
を詳しく紹介します。
■ 試験の最新概要:科目A・科目B
現在の基本情報技術者試験は、科目A・科目Bの2部構成で、どちらも選択式(CBT形式)で実施されています。
- 科目A(午前試験相当)
60問/90分。IT基礎知識を幅広く問う内容で、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、データベース、情報セキュリティなどが出題されます。 - 科目B(午後試験相当)
20問/100分。アルゴリズム、擬似言語、情報セキュリティなど応用力が問われる長文問題が中心です。
ポイント
科目Bは選択式ですが、問題文が長いため「問題を読む力」と「パターン把握」が重要です。
■ 1ヶ月合格を目指す学習計画
■ 第1週:科目A対策(基礎固め)
✔ 重点分野
- コンピュータの仕組み
- ネットワーク
- データベース
- 情報セキュリティ
✔ 使用教材
- キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者令和7年(A科目対策)
- 過去問道場(A科目の問題数は豊富)
■ 第2週:科目B対策(問題慣れ+トレース練習)
科目Bは過去問道場の問題数が少ないため、「情報処理教科書 でるとこだけ 基本情報技術者科目B」やIPAの公式サンプル問題を活用。
私が特に役立ったのはトレース練習です。
トレース練習とは擬似言語問題で変数の動きを紙に書き出しながら問題を解いていく方法です。
問題文の流れと解法が自然に頭に入りました。
✔ 学習のポイント
- とにかく問題を解いて形式に慣れる
- 解説を読んでトレースで再チャレンジ+翌日に再チャレンジ
- 1問あたりの時間配分を意識
■ 第3週:科目B応用対策(パターン化・時間配分練習)
- でるとこだけの応用問題で演習
- IPA公式サンプル問題で出題傾向を把握
- 20問を100分で解く時間管理の練習
■ 第4週:総仕上げ(模試・弱点克服)
- 科目A・Bとも本番形式で模擬試験
- 苦手分野は参考書・解説を再確認
- 1問ごとの解答時間を決める(簡単3分/難問8分)
■ 私の体験談:トレースの効果
私は平日1〜2時間、休日4時間の学習で、約3ヶ月で合格しました。
特に役立ったのは「トレース練習」。
プログラムの流れを自分の手で追い、変数の状態を紙に書き出す作業は面倒に思えましたが、結果的に擬似言語問題への苦手意識がなくなり、科目Bの得点源になりました。
■ 効率的な学習ツール
✔ オンライン学習
- 基本情報技術者ドットコム
- N予備校(動画解説あり)
✔ スマホアプリ
- 過去問道場(A科目向けに有効)
- IPA公式PDF問題をスマホで閲覧
■ まとめ|1ヶ月合格は可能、自分のペースで
- 科目Aは基礎知識の暗記と頻出問題の演習
- 科目Bはトレース+問題慣れがカギ
- 教材は「でるとこだけ」とIPA公式サンプルの併用
私は1ヶ月を目標にしながら3ヶ月かかりましたが、自分のペースで着実に進めれば短期合格も十分可能です。